ロアです!
2021年に実写ドラマ化もした、和山やまの「夢中さ、きみに」。
最近だと「女の園の星」も2022年マンガ大賞4位に選ばれアニメ化もして、人気は留まるところを知りませんね!
どんどんメディア化が進んでいきますが、わたしはこれを是非マンガで読んで欲しいんです!!!
なぜなら、和山やま作品のなんともいえないシュールな世界観は、この絵柄とともに完成するからです!!!
今日は、学生の時あったような、ないような。
男子高校生たちのけだるげな日常を垣間見ることができる
「夢中さ、きみに」をレビューしていきます!
夢中さ、きみに。 は(たぶん)こんな話
このマンガは短編8話で構成されていて、前半4話と後半4話に分かれます。
前半…「かわいい人 ほか」
舞台は男子校とその近所。登場人物は主に以下の3人。
林:中高一貫の男子校に通う高校2年生。ミステリアスな雰囲気ながら”かわいい人”。
(上にある絵は林をかいたつもり…ですが全っ然似てないので気にしないでくださいごめんなさい)
江間(えま):林と同じクラスで、隣の席。ちょっと怖そうな見た目だけど話してみると普通だしむしろ優しくて面倒見のよいところもある。
松屋さん:近所に住む女子高生。読書が趣味。とあることで林と交流がある。
基本的に主人公の林+だれかのエピソード、という感じで話が進行していきます。
後半…「うしろの二階堂シリーズ」
共学の高校が舞台。途中で修学旅行にいったりもする。
登場人物は同じクラスの2人。
二階堂:伊藤潤二のマンガに出てきそうな感じの高校二年生。目が合うと不吉な目に合うとか言われている。話が進むにつれギャップがすごいキャラ。
目高(めだか):強面だけど変顔もできるタイプ。二階堂の後ろの席。
こっちも日常を描いていますが、よりマンガっぽい展開ではあるかも。
夢中さ、きみに。 はここが面白い!
- スクールカーストを超えて仲良くなる過程が熱い
学生のスクールカーストって残酷ですけど確かに存在しますよね。
でもまれにその垣根を超えて仲良かったりする関係性をみて「へ~、あそこ仲良かったんだ。意外~」と思った記憶、ありませんか?
夢中さ、きみに。は、そこの部分がめちゃくちゃ鮮明に思い出せる作品なんです。
大人になり社会に出ても種族的なものは変わらず残りますが、会社内とかでは別に普通に過ごすようになり、そういう境目はあいまいになっていきます。
なので、絶対交わらないような意外な人の組み合わせで仲良くなっていく展開をみて「あ~~~こういうのあった~~!!!あれって今思うとめっちゃよかったよな~~~。」
と再認識して、何とも言えないノスタルジーを感じられます。
・和山やまの絵がいい!!!
和山やまの絵は独特な雰囲気でキャラがみんなちょっとだるそうなところが大好きです。
学生の時って、終始けだるげな雰囲気漂ってませんでしたか(わたしだけ)?
この絵と学生の日常が合わさると、あの頃の情景が忠実に再現される感覚に浸れます。
話もどこかくすっと笑える感じの展開が多いので、大笑いまでいかない、
フフッ…って笑う感じがより日常を思い起こさせてくれます。
わたしはここが好き!!!
わたしは、短編2話の「友達になってくれませんか」が一番好きです。
林と松屋さんが出会う話なんですが、出会い方もそこからの話の流れも自分の理想です。
2人とも読書が趣味で、共通で読んでいる本の一節をつかって会話するのとか…
ああ!今からでもこんなやりとりしてみたい!!と思っちゃいます。
このマンガは
「日常系が好き」、「クスッと笑えるものが読みたい」、「普通にない独特の雰囲気が好き(下のリンクの試し読みで判断できます)」な
あなたにおススメです!!!
和山やま作品は独特な絵のタッチとどこかミステリアスな日常が絶妙にまじりあった、
他にない雰囲気のマンガが多いので、高確率で他の作品もハマります。
ちなみに「夢中さ、きみに。」は最初に出た単行本で、著者がだした同人誌をもとに作られているそうですよ。同人誌即売会でスカウトされるのも納得!な話が盛りだくさんなので是非読んでみてください~!ロアでした!
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冒頭だけでも十分に面白いので、試し読みだけでもしてみてください。
ほんとじわじわ来るので…!!
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